ミルによって違うコーヒーの味わいをカンタンに書いてみた件
プロローグ
コーヒーの味わいは、ほんとにいろいろな事で変化します。実にデリケートです。
コーヒー生豆の精製や運搬、保存状況などなど 知れば知るほど奥が深いです。ですので、あんまり知りすぎるとかえってややこしいことになると思うのでプロでない方は、ほどほどがいいのじゃないか そんなことを思ったりします。笑
今回は、コーヒーミル=コーヒーカッターやグラインダーとも呼ばれていますが、同じ銘柄で、同じドリップ方法で飲み比べしたときの違いを記事にしたいと思います。
こんにちは 焙煎アーティスト島規之です。
島珈琲岡町本店で試してみた
岡町本店には2台のコーヒーミルがあります。どちらも赤なの偶然です。
こちらのコーヒーミル 国産のもので 富士ローヤル社製 R-440
こちらはドイツ・マールクニック社製 タンザニア
富士ローヤルのものは開店する前、家でも使っていた島珈琲では由緒あるコーヒーミルです。そしてマールクニック社製のものは5.6年前に購入しました。
どういう使い分けをしているかというと、開店当初からのお客さまで富士ローヤル製のものが好みで慣れた味を希望される方にはこれで挽いてお渡ししており、そのお客さま以外はマールクニック社製で挽いてお渡ししています。
どんな味の違いがでるか?
国産と国外産。違いから言うとモーターの強さが違う(車でいうところの馬力の違いです)、刃の回転速度が違ったり、刃の形状が違ったり、刃の強度が違ったりします。
この2つにおいて味比べしてみると、国産の富士ローヤルのコーヒーミルはコーヒーの味わいがしっかりとしコクを感じます。対照的にドイツのマールクニック社製のコーヒーミルは味わいの全体が明るく口の中でパッと咲くような感じです。
どしっりした味わいと明るい味わい、対照的です。ただしこれは右と左で飲み比べてみないとわからないと思います。
エピローグ
両方のミルで挽いたときに、どちらでも良い味わいになるように焙煎をコントロールしますが、両方のことを考えすぎて、たまにすごく悩んでしまうこともあります。笑
まとめとして、コーヒーミルの違いでもコーヒーの味わいは変わるということです。
奥が深いと何年やっていても思います。
いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト島規之
島 規之
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