*

ミルによって違うコーヒーの味わいをカンタンに書いてみた件

プロローグ

コーヒーの味わいは、ほんとにいろいろな事で変化します。実にデリケートです。
コーヒー生豆の精製や運搬、保存状況などなど 知れば知るほど奥が深いです。ですので、あんまり知りすぎるとかえってややこしいことになると思うのでプロでない方は、ほどほどがいいのじゃないか そんなことを思ったりします。笑

 

今回は、コーヒーミル=コーヒーカッターやグラインダーとも呼ばれていますが、同じ銘柄で、同じドリップ方法で飲み比べしたときの違いを記事にしたいと思います。

 

こんにちは 焙煎アーティスト島規之です。

 

島珈琲岡町本店で試してみた

岡町本店には2台のコーヒーミルがあります。どちらも赤なの偶然です。
こちらのコーヒーミル 国産のもので 富士ローヤル社製 R-440

IMG_7302

 

 

こちらはドイツ・マールクニック社製 タンザニア

 

IMG_7299

 

富士ローヤルのものは開店する前、家でも使っていた島珈琲では由緒あるコーヒーミルです。そしてマールクニック社製のものは5.6年前に購入しました。

 

どういう使い分けをしているかというと、開店当初からのお客さまで富士ローヤル製のものが好みで慣れた味を希望される方にはこれで挽いてお渡ししており、そのお客さま以外はマールクニック社製で挽いてお渡ししています。

 

どんな味の違いがでるか?

国産と国外産。違いから言うとモーターの強さが違う(車でいうところの馬力の違いです)、刃の回転速度が違ったり、刃の形状が違ったり、刃の強度が違ったりします。

 

この2つにおいて味比べしてみると、国産の富士ローヤルのコーヒーミルはコーヒーの味わいがしっかりとしコクを感じます。対照的にドイツのマールクニック社製のコーヒーミルは味わいの全体が明るく口の中でパッと咲くような感じです。

 

どしっりした味わいと明るい味わい、対照的です。ただしこれは右と左で飲み比べてみないとわからないと思います。

 

エピローグ

両方のミルで挽いたときに、どちらでも良い味わいになるように焙煎をコントロールしますが、両方のことを考えすぎて、たまにすごく悩んでしまうこともあります。笑

 

まとめとして、コーヒーミルの違いでもコーヒーの味わいは変わるということです。
奥が深いと何年やっていても思います。

 

いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト島規之

The following two tabs change content below.
アバター画像

島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

関連記事

またまたマンデリンが新ロットになります!

月は、4月に変わりました、なので一気に仕入を。 今朝はコーヒー豆30キロ麻袋を5袋と35キロを2袋が

記事を読む

第一陣、到着 (4795)

12月は繁忙期。   実は12月から価格改定となりますので、しばらくお店は閑散とすると予想

記事を読む

味の濃淡の調節は粉・豆の量で

昨日、焙煎機に注油するグリスを、チューブから別の容器を移していたのですね。 その容器には注油しやすい

記事を読む

これを守れば美味しい コーヒーと一番相性の悪いものはこれ

プロローグ 昨日はエクスマ新春セミナーに出席し、沢山の気付きがあり、そしていろいろ勉強をしてきまし

記事を読む

島さんが、美味しいと思う大手のコーヒーはどれ?

プロローグ 家族でコーヒーを飲んでいました。島家の家族構成は、嫁の母、僕、奥さん、娘の4人家族です

記事を読む

ご存じですか!こんなドリッパーがあったのです

先日、岡町本店での出来事。   「島さん、ブログのネタにと思って、こんなドリッ

記事を読む

ホテルでの朝食バイキングのコーヒーが美味しくなっている

楽しみにしていた家族旅行も最終日になりました。 朝食を終え、部屋に戻り、今このブログを書いています。

記事を読む

コーヒーの味をつくる焙煎機のダンパー

さぁ今日のブログのテーマは何しよ、とスマホの写真アルバムを見ていると、焙煎機のダンパーのショットがあ

記事を読む

コーヒーシロップは圧倒的に無糖が人気ですが・・・

だいたい1年で計5回くらい、製造します。 コーヒーシロップ無糖と加糖。   どちらが良く売

記事を読む

復活!会社 DE しまこーひー 

本日はお休み。 高槻店も岡町本店も定休日です。   娘が小学校に行くのを見送った後、今この

記事を読む

僕の初コーヒー本できました!
ぜひ お読みください!

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト 島 規之

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト
島 規之

いつも身近にあるコーヒーに関する知識が満載!専門用語も少なく読みやすい!今までコーヒーに関心がなかった人でも興味を持っていただける楽しい内容です。あなたのコーヒーライフが更に楽しくなる一冊です。

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。 読者登録はこちら
twitter Instagram btn_hp
今日はバイクでちょいツーリング (4903)

船井総研さんからメールが届くのですが、先日、だいぶ目を引く内容がありま

日曜日だけ、の理由 (4902)

日曜日は日曜日だけが営業日のお店、豊中市にある岡町本店へ高槻から車で移

コロンビアはナリーニョに切り替わります (4901)

前号でこのブログは4900号へ到達しました。   5000号

世界文化遺産 熊野古道で美味しいコーヒーを (4900)

昨晩はウェブミーティングでした。   実はですね、秘かに水面

味覚を保つために (4899)

僕のスマホのキャリアはドコモで、ギガライトというプランにしてました。

→もっと見る

PAGE TOP ↑