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ドリップのやり方で味を濃くしたり、薄くしたりする方法があるらしい!

プロローグ

ブログのタイトルは大事だ。
見出しのところで読もか、読むまいかを決める。(人も多いはず)

特に参考にしているのはスポーツ新聞の見出し。すごい勉強になるし、少しひねってポップに使えそうなものも沢山ある。あとはグノシーとかニュースのズラッと並んだ見出しを見て、「おっ」と思うもの。
そんなのを参考にしています。

 

ブログの内容は決めてあるのに、タイトルを決めるのに時間をかけてしまいました、って関係ない話すみません。

ということで、前置きが長くなりました

 

こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。

 

濃い味 薄い味の基本的なこと

濃い味の好み方、薄味の好み方それぞれだと思います。
まずコーヒーの味の調節ができる、基本的なところをご説明します。

 

コーヒー豆を粉にするとき、細かくすると味は濃くなります。粗いめに挽くと味は薄くなります。
1杯10グラムをコーヒーミルで細かくすると 同じコーヒー豆でも濃くなり、粗くすると薄くなります。
まず、粉の挽き目で濃い薄いを調節することができます。

 

粉で買う方は。
あらかじめお店の決めた挽き方で購入することになりますので、挽き方で味の濃い薄いは調節できません。
ですから、粉の量で調節します。1杯10グラムが基本だとして、ちょっと濃いのが欲しいなら14グラムに。
薄めがいいなら8グラムに、そうした調整をしてください。

 

一長一短ありますが、経済的なことを考えれば粉の挽き方で濃い薄いを調整するのがいいかなぁと思います。
迷わなくて安定した味をつくるのに向いているのは、粉の量を調節する方だと思います。

 

ハンドドリップのやり方で濃い味・薄味ができる方法とは

その次に濃い味、薄い味をコントロールできること、これはハンドドリップに限られる方法ですが、注ぐお湯のスピードで味に変化をつけられるということです。

この方法はつまり、ドリップするお湯の線を細くしゆっくり回転(「の」の字を書くように注ぐ)させ、時間をかけていれるとコーヒーは濃い目の味になります。

 

それに対し手早くささっと時間をかけずにお湯を注ぎ(お湯の線も太めで)、ドリップを完了させると、コーヒーは薄めにできます。

 

更に高等テクニックになりますが、お湯を点滴になるようにし、ゆっくりしてドリップすると濃い目のトロンとした味わいのコーヒーができます。(但し、できたコーヒーはぬるくなっていることがあります)

 

但し濃い薄いといっても、深焙煎の苦味のコーヒーがドリップの早さで、中焙煎のさわやかな味わいになる、というそんな変化ではありません。同じ条件において、ドリップの速さの比較においての味の違いです。

IMG_4141

 

エピローグ

アイスコーヒーを作るときなどは、少し時間をかけるようにゆっくりするのがオススメです。できたコーヒーを冷ますので、少々ドリップに時間がかかってぬるくなっても問題ありませんからね。
ちなみに僕が一杯分のコーヒー(約140ml)をドリップするのかかる時間は、蒸らしも含め約2分で完了します。

 

今日はドリップのスピードで味の濃い薄いが調節できるというお話、お客様から頂いた質問を参考にし記事にしました。

 

いつもありがとうございます
焙煎アーティスト 島規之

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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